日本訪問看護財団設立30周年の節目に際し、当財団のロゴと新しいキャラクターを制作しました。
ロゴはその団体の想いや理念を表すものです。今回、財団のロゴを初めて制作するにあたり、財団の理念はもちろん、訪問看護と
在宅ケアの発展に対する想いをいかに可視化するかということに焦点をあて、職員の声を何度も聞き、丁寧に制作を進めました。
また、キャラクターは、長年財団の広告塔として親しまれて来た「ランちゃん」に代わり、訪問看護の魅力を広く伝え、より多くの方に訪問看護を知って頂けることを目指して制作しました。現場で働く訪問看護師や⼀般の方々にも親しんで頂けるよう、財団職員のほか、財団立訪問看護ステーションのご利用者様やそのご家族からもキャラクターイメージやアイデアをいただきました。
皆様の声を取り入れ、共に作り上げたキャラクターです。
日本訪問看護財団の事業は、訪問看護をはじめとする在宅ケアの質的‧量的拡充を図り、病気や障がいがあっても安心して暮らせる社会の実現を目指しています。
これを軸として、訪問看護等在宅ケアに従事する⼈材の育成、事業運営の支援、調査研究、制度改善への提言といった事業を展開し、
国民の健康と福祉の向上に寄与することを目的としています。
ロゴに描かれている輪は、ご利用者やご家族、そして訪問看護師や医師、介護職といった多職種など、在宅ケアに関係する様々な⼈がつながっている様子を表現しています。
輪の形状は、常に変化する社会や訪問看護師の躍動感を表現するために、先端をシャープな形にして動きを出しています。
ロゴの色は、財団設立30周年を機に職員全員で選んだ新たなコーポレートカラーであるサーモンピンクを基調とし、長年愛されてきた「らんちゃん」の洋服で使われたオレンジ⾊と、それを優しくつなぐ色を加えることで、財団の“これまでの歩みとこれからの未来”を表現しています。
輪の中に財団の頭文字「JVNF」を組み合わせることで、日本訪問看護財団がさまざまな人のつながりを通して、
成り立っていることを表現しています。
訪問看護師のイメージは「鳥」
ふわふわの白い羽で大空を自由に飛び回る小鳥。
都会でも山の中でも、離島でもどんな場所にも軽やかに飛んで行くその姿は、まさに地域の隅々まで看護を提供している訪問看護師そのものです。訪問看護師の役割は、利用者さんが自分らしく安心して過ごせるように看護る(みまも(る))こと。そして、鳥のように地域全体を見渡して、「この地域で元気に暮らし続けられるために、今、何が必要か?」と広い視野で地域全体を看護る(みまも(る))ことです。
暑い日も寒い日も、平時の時も有事の時も、必要とあればその人のもとに駆けつける姿と重なります。
この鳥は、私たち日本訪問看護財団の新しいキャラクターです。
「やわらかく、親しみやすく」を意識して、可愛らしい鳥の代表格であるエナガをモチーフにしました。
そして、国民みんなが元気で幸せに末永く暮らせるようにという「末永く」という言葉と、「エナガ」を掛け合わせて、キャラクターを作りました。私たちはこの親しみのあるキャラクターを通じて、
訪問看護・訪問看護師の魅力や活動を伝えたいと思っています。
日本訪問看護師財団のあらたな広告塔として、皆様に愛される存在になることを願っています。
30周年記念訪問看護サミット2024で、サンドアートを使ってロゴとキャラクターのご紹介をいたしました。
《 ストーリー 》
これまで財団の広告塔として走ってきた「ランちゃん」。財団設立30周年を機に、その足を止める時が来ました。今まで走り続けてきたランちゃんからそのバトンを受け継ぐのは、大空を自由に飛び回る羽をもつ鳥。その姿は、地域の隅々まで心のこもった看護を届ける訪問看護師に重なります。
ランちゃんから受け取った花束(寄り添う心)をもった鳥は大空高く飛びたち、地域にお花のシャワーをまき始めました。
お花が降り注ぐ地域には、病気で車いすの生活をしているお子さん、最近血圧が高くて不安そうな高齢者、大事な人を看取ったご家族など様々な人々が生活していますが、そこに寄り添うのは訪問看護師です。お花にたとえられた訪問看護師の明るさと寄り添うケアに触れ、みんな笑顔になっていく姿が見えます。
「その人が自分らしく地域で生ききることができる世の中に」
地域では多様な人々が暮らし、その生活を支えるのも多様な職種です。在宅での療養は訪問看護師一人ではなく、多職種が連携することで利用者さんを支えることが出来ます。そして、その皆さまの輪に支えられているのが、私たち日本訪問看護財団です。
目まぐるしく変化する社会の中で、誰もが自分らしく生ききることが出来るように、私たちは皆様を応援し続けて参ります。
柔らかな優しさを持ちながら、使命感を持って諦めずに活動する訪問看護師にエールを送るような、そんな音楽に合わせてサンドアートで表現しました。
皆さん、どうぞご覧ください。
《 サンドアート 》
砂を平らなガラスの上にまいてバックライトで照らし、指や道具で絵を描きます。音楽に合わせてストーリー仕立てで絵を展開させ行くパフォーマンスは、とても美しいアート映像となります。
サンドアート映像制作:サンドアート集団SILT
音楽制作 :月ノ影(ピアニスト 石田ユキ)
応募方法 | QRコードを読み込んで、Googleフォームからご応募ください |
応募期間 | 2024年11月30日(土)~12月31日(火) |
応募資格 | 訪問看護を応援してくださる方、どなたでもご応募できます |
※決定したネーミングはこちらのページにて発表いたします!