メッセージ

理事長

団塊の世代全員が75歳以上となる2025年が目前となり、ますます訪問看護の需要が高まる中、当財団は2024年12月8日に設立30周年の記念すべき節目を迎えます。
日頃より日本訪問看護財団の活動に多大なご支援をいただいている諸団体、個人の皆様に厚くお礼を申し上げます。

当財団は、1992年に訪問看護制度が創設された2年後、日本看護協会の出捐金により「財団法人 日本訪問看護振興財団」として誕生し、2012年4月には「公益財団法人 日本訪問看護財団」として新たなスタートを切りました。この30年の間、当財団では訪問看護の普及とサービスの質向上のため、研修や相談、出版など種々の活動を進めてまいりました。

人生100年時代を迎え、財団設立当時に比べて人々の暮らしや価値観は大きく変化し、多様化しています。これまで財団を支えてくださった皆様と共に30周年を祝うとともに、さらに進展する超高齢社会において、変化に柔軟に対応しながら訪問看護等在宅ケアがこれまで以上に国民に身近で信頼されるサービスとなるよう、更なる発展の契機にしたいと考えております。今後も地域共生社会の構築に向けて、皆様と力を合わせて歩みを進めてまいりましょう。

理事長 田村やよひ