在宅療養者、ご家族、それぞれが 悔いなく過ごせるために、私が行ったこと

事例提供者: 訪問看護ステーション咲 
大山 晴美さん 
マンガ提供者: 二本柳 舞さん

【あらすじ】

2年前から訪問看護で関わっている一ノ瀬さん(仮名90歳)は
慢性心不全などの持病はあるものの、毎日穏やかに過ごしていました。
明るくユーモアがあふれるお父さん。美味しい食べ物を見つけては、
大事に育てた娘さんとお茶をすることが何よりの幸せ時間。
ある日、足の傷から細菌が入り、数日治療のつもりで入院するも、急激に体調が悪化。
病院看護師から連絡があり、一ノ瀬さんは「家に帰りたい」と言っているけれど、娘さんは決めかねていると。
その連絡を受けて訪問看護認定看護師である大山さんが行った看護とは。

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【認定さんポイント】
悲嘆からの回復をサポート!

訪問看護認定看護師として、目の前で起きていることのサポートだけではなく、今後お父さんが亡くなり(やがてお母さんが亡くなった時に)、娘さんが悲嘆した気持ちから回復するには、自己肯定感が必要であると判断しました。
自己肯定感が持てるように、日々、お父さんの気持ちに沿ったケアを言葉にして認めつつ、毎回の訪問で娘さんの話を傾聴し、娘としての役割を果たせている事実を認める言葉かけもしていました。
お父さんと娘さんの気持ちを確認し、時には背中を押しながら『大事にすること』を明確にし、お二人の気持ちをつないだケアは訪問看護認定看護師の看護といえます。